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- プラシーボ効果で不眠症は治るのか?
プラシーボ効果による不眠症治療
プラシーボ効果というものをご存知ですか。
プラシーボ効果は1955年にビーチャーという学者が研究報告をしたことで広く知られることとなりました。偽薬とも呼ばれ、本当は薬でないものを薬のように見せかけて心の安定を図るという手法です。
そもそも、このプラシーボ効果が不眠症の改善のために使われ始めたのは症状の軽減のためです。
人間の脳は不安だと感じると不安物質を脳から発します。不眠症の人は眠れないことが不安なので眠ることを考えただけで不安物質が出てくるのです。
睡眠薬はこれらの不安物質を抑える、または取り除く働きによって心を落ち着けます。しかし、そのうちに睡眠薬があることに対して安心してきてしまうので、睡眠薬に多少なりとも精神的な依存をし始めます。
ご存知の方も多いと思いますが、睡眠薬は体に良いとは言えません。体には確実に悪影響を与えてしまいます。不眠症を治すために睡眠薬を使い、それによって体調を悪くしていては意味がありませんよね?
そこでプラシーボ効果を利用するに当たっては偽薬を飲ませ、体に悪影響を与えずに治療をしようとしているのです。本人は睡眠薬があるからと安心しきっていますので脳も睡眠薬の効果があると勘違いしてしまいます。そして結果的に眠る前の不安が抑えられ、眠りにつくことができるのです。
偽薬自体には何の成分も入っていないので必要以上に薬に身体的な依存をするのを防ぐことができます。プラシーボ効果は睡眠薬を減らしていくときに利用されることが多いようです。
つまり、プラシーボ効果とは「薬がないにも関わらず薬があるように感じる」という一種の暗示なのです。ですから「この薬、偽薬ではないだろうか」と疑ってしまうようなタイプの人にはあまり効きませんし、催眠療法と同じで人によって効果は違ってくることだけは覚えておいてください。